タイトル | 機動警察パトレイバー the Movie |
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よみがな | きどうけいさつ パトレイバー ザ ムービー |
英語名 | Mobile Police PATLABOR The Movie |
公開日 | 1989年7月15日 |
ジャンル | アクション / サスペンス / SF |
時間 | 98分 |
監督 | 押井守 |
リンク先 | Wikipedia |
シリーズ |
概要・あらすじ
押井守作品。映画公開当時の1980年代後半は、まだパソコンの普及度が低い時代だったが、その頃から早くもコンピュータウイルスに着目し、ストーリーの重要な要素として取り上げている。特定の高性能なOSが市場を独占し、社会システム全体を支配することへの警鐘も見られる。
すべてが朱に染まる夕暮れ、篠原重工の天才プログラマー・帆場暎一が、バビロンプロジェクトの要となるレイバー用海上プラットホーム「方舟」から口元に嘲りの笑みを浮かべながら投身自殺する。時期を同じくして、レイバーが突如暴走する事件が多発。遂には自衛隊の試作レイバーまでが無人で暴走事件を起こす。
特車二課第1小隊は、近々正式配備される新型パトレイバー(通称「零式」)に関する研修中のため不在。単独で暴走事件の処理に追われる第2小隊の篠原遊馬巡査は、多発する暴走事件の異常性にいち早く気付いて独自に調査を始め、原因が暴走した機体すべてに搭載されていた篠原重工製の最新レイバー用OS「HOS」(Hyper Operating System)ではないかと推測する。また、同様の疑念を抱いていた第2小隊長・後藤喜一警部補は、「HOS」の主任開発者だった帆場の捜査を、本庁の松井刑事に依頼していた。
馬の調査の結果、「HOS」が意図的に引き起こす暴走が事件の原因で、暴走の引き金が強風によって建造物から発せられる低周波音であることが明らかとなるが、知らせを受けた警視庁上層部や政府は、有力企業である篠原重工との関係やHOSを認可した国の責任問題の隠蔽を重視し、旧OSに戻すこと(公式には「HOS」のバージョンアップと称される)で政治的決着を図ろうとする。
そしてすべての謎が解明された時、大規模な暴走の引き金となる強風=台風の接近と、その台風により大音量の低周波音を発する東京湾上の浮遊建造物「方舟」を解体するため、第2小隊は「方舟」に向けて緊急出動する。